淋病・クラミジアの検査
淋病やクラミジアに限っていうと、検査キットの綿棒でトイレで自分のおりものを 採って提出してくれれば、検査できるんだ。 産婦人科の診察台に上がるのがどうしてもいやな人も、これなら大丈夫だよね。 しかもクラミジアは、治療は1回飲み薬を飲むだけなんだよ。 もちろん子宮や卵巣もいっしょに検査をしたほうが本当はいいんだ。 自分の体を大事にするためにも、検査する気持ちになったらいつでもクリニックに来てくださいね。
検査方法
検査の方法はとっても簡単!
(内診台に上がらずにできる検査方法もあります)
図のように、自分でこういう具合におりものを採ります。
採り方については、分からなかったら、看護婦さんから詳しく教えてもらえるので大丈夫。
採ったら、容器に綿棒を戻し、ラベルに記入して提出するだけ。
先ずは気軽にご相談ください。
性感染症とは?
性行為で感染する病気」を総称して、性感染症(STI)※といいます。
細菌、ウイルス、寄生虫などが、性器、泌尿器、肛門、口腔などに接触することで感染します。
しかし、症状が軽かったり、なかったりすることもあり、気づかない間に進行していることがあります。
そのため、感染した人が気づかないままパートナーに感染させてしまうことがあります。
性感染症は、一度治療しても免疫ができず、何度も再感染を起こしてしまうものもあります。
パートナーも検査をして、お互いに感染し合うことのないように、しっかり治療することが大切です。
日本でもっとも多い性感染症です。
自覚症状がない場合が多く、感染に気づかないことも多いです。
進行すると、不妊症や母子感染などの原因になることがあり、きちんと治療する必要があります。
無症状のことが多いですが、おりものが黄色くなり増える、生理痛のような痛み、不正性器出血などの症状があります。進行すると、骨盤内炎、卵管炎、肝周囲炎を起こして、重症化することがあります。
新生児の場合は母親から出産時に感染し、結膜炎や肺炎を発症することがあります。
女性は症状に気づきにくく、進行して初めてわかることがよくあります。
近年は耐性菌の報告もされています。
性器に淋菌(りんきん)が感染している人の10~30%で口腔内にも菌が認められるとの報告があり、喉に症状がなくても、他の人に感染させることがあります。
症状がないことも多いです。
症状がある場合は、緑黄色の濃いおりものや、尿道から膿(うみ)が出ることがあります。
進行すると子宮内膜炎、卵管炎を起こし、子宮外妊娠、不妊症の原因となることがあります。
新生児の場合は母親から出産時に感染し、化膿性結膜炎や関節炎を起こしたり、命に関わる状態になることがあります。
性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。
検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
感染が脳や脊髄に及んだ場合を神経梅毒と呼び、どの病期でも起こりうるとされています。
一度感染すると、ウイルスが体の中に棲み続けて、免疫力が低下したときなどに再発します。
陰部に激しい痛みを伴う赤い発疹ができたときは注意が必要です。
症状がないことが多いですが、性器に小さい水ぶくれやただれができることがあります。
激しい痛みのため、排尿困難や歩行困難を生じることがあります。
治った後もウイルスは体の中に棲み続け、疲労や抵抗力が落ちたときなどに再発することがあります。
新生児の場合は母親から出産時に新生児へ感染(産道感染)し、脳炎や内臓感染を起こして重症化することがあります。
日本でもっとも多い性感染症です。
自覚症状がない場合が多く、感染に気づかないことも多いです。
進行すると、不妊症や母子感染などの原因になることがあり、きちんと治療する必要があります。
無症状のことが多いですが、おりものが黄色くなり増える、生理痛のような痛み、不正性器出血などの症状があります。
進行すると、骨盤内炎、卵管炎、肝周囲炎を起こして、重症化することがあります。
新生児の場合は母親から出産時に感染し、結膜炎や肺炎を発症することがあります。
外陰部に小さなとがったイボができます。
痛みやかゆみなどの自覚症状もほとんどないので、感染に気づかないことがあります。
淡紅色または褐色の小さなとがったイボが外陰部から腟内や肛門にできて、集まると小さなカリフラワー状になります。
普通は自覚症状はありませんが、大きさやできた場所により痛みやかゆみを感じたりすることがあります。
ウイルスに感染してもイボができないこともあります。
妊娠中には、イボが大きくなることがあります。
母親が感染していると、出産時に新生児に感染し、喉頭乳頭腫(こうとうにゅうとうしゅ)などを発症させることがあります。
一般に、女性に強い症状が出ます。
症状が出ない場合でも、治療をしないと他の人に感染させることがあります。
強い悪臭がする白色から黄色の泡状のおりものが大量に出てきます。
腟炎を起こし、陰部がかゆくなったり痛くなったりします。
腟性交のときや排尿時に痛みが生じます。症状が出ないこともあります。
妊娠中に感染すると、早産になることがあります。